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前回に引き続き、今回は2014年の洋楽シーンを振り返りつつ、当サイトQ ration的なオススメ洋楽をセレクト。

Charli XCX – Break The Rules

イギリスのシンガーソングライターCharli XCX(チャーリー・エックス・シー・エックス)のニューアルバム『SUCKER』に収録されている1曲。Charli XCXといえばシンングル「Boom Clap」のヒットが記憶に新しいですが、こちらの曲はうって変わって、EDM的な要素とロックさを混ぜたようなハードな印象。ロックなベースがかっこいい。リズムもフツーの四つ打リズムですが、音色がロックとかヒップホップの感じに寄せてあるのも、また独特な雰囲気になってますね。

David Guetta – Lovers on the Sun (feat. Sam Martin)

フランスの超人気DJ・プロデューサーのDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)の2014年の曲はまさかのマカロニ・ウェスタン調EDMときた!ブルージーなアルペジオギターのリフがシブい。Aviciiの「The Days」のアコギやロックバンドがEDMを取り入れたColdplayの「A Sky Full Of Stars」など、2014年のEDMはそれまでのシンセサウンド全開みたいな感じから、アコースティックサウンドとのミックス感を取り入れた曲も多くなってきたのも特徴的でしたね。

Clean Bandit & Jess Glynne – Real Love

イギリスの「清潔な盗賊」ことClean Bandit(クリーン・バンディット)。4人組のダンスミュージックグループですが、チェロやバイオリン担当のメンバーがいたりと、ダンスミュージックとクラシックの要素をミックスした感覚が新鮮。ヒット曲「Rather Be」に続いてボーカルにJess Glynne(ジェス・グリン)をフィーチャーした今回の曲も、美しいストリングスを基調としたダンストラック。ところどころに入る「キラリン♪」みたいなファミコンっぽい音が効果的で気持ちいい音ですよね。

Mamas Gun – Red Cassette

こちらもイギリスのバンドMamas Gun(ママズ・ガン)のシングル曲より。彼らはソウルやファンク、ポップ、ロック等の要素を取り入れた楽曲が特徴ですが、この曲もハッピー感漂うメロディアスソウルとでも言うようなボーカルもベースラインもキレイな1曲。ちなみにMamas Gunと聞くとエリカ・バドゥを思い出しますが、バンド名はそのエリカ・バドゥの同名のアルバム「Mama’s Gun」より引用したそうですね。

Michael Jackson, Justin Timberlake – Love Never Felt So Good

まさかのマイケルジャクソンの新曲が出るとは!2014年のサプライズのひとつでしたね。実はマイケルジャクソンはレコーディングしたけど未完成だった曲というのが結構あるらしく、その、日の目を見なかった曲の中から選りすぐんだ一つがこの1曲。なんでしょうね、この名曲感。さらにジャスティン・ティンバーレイクとの競演と2度目のサプライズ。ちなみにこの曲はマイケルのソロだけのバージョンもあって、アレンジも違うんですけど、2番のサビのハンドクラップのリズムがめちゃくちゃズレてる箇所があるんですよね。わざとなのか、間違ってたのか、個人的にすごい疑問です。

OK Go – I Won’t Let You Down

とにかくPVが毎回話題になるアメリカのバンドOK Go(オーケー・ゴー)。そのPVの中でもダントツに素晴らしかったこの曲。以前にもこのPVの記事を書きましたが、間違いなく2014年のベストミュージックビデオはコレでしょう!個人的にはOK Goはビデオは面白いけど、曲はいまいちピンと来ないものが多かったんですが、この曲はなんというか、中毒性あります。特にブリッジの部分の「アーイ、ウォーン、レー、チュウ、ダーン、ベイベ♪」のとこが脳内ループ。

Madeon – Imperium

こちらも以前に紹介した曲ですが、レディ・ガガなんかのプロデュースもしちゃうフランスの20歳の天才肌DJ・プロデューサーMadeon(マデオン)の1曲。ポップでキラびやらかな曲調のエレクトロハウスな楽曲が多い彼ですが、この曲は結構ハードに攻めててカッコイイ1曲です。また彼はPV以外のビデオとかも自分で作るそうですが、この曲もAfter Effectsとか使って作ってそうですが、だんだん上手くなってきてるんですよねえ。すごいな。Q ration的にイチオシのアーティストです。彼の記事は他にもあるので、興味あれば是非。

Skrillex – Recess (feat. Kill The Noise & Fatman Scoop)

ダブステップシーンを代表するアメリカのDJ・プロデューサーSkrillex(スクリレックス)。Skrillexスタイルと言われるような、独特のシンセサウンドが特徴ですが、この曲もなんというか尺八とビンの蓋を吹いたような音を合わせた、独特の音が気持ちいいですね。Skrillexは割とサンプリングとかも多用しますが、この曲もラップの元ネタにFatman Scoop Ft Crooklyn Clanの「Be Faithful」からサンプリングしてます。

Gregory Porter – Liquid Spirit (20syl Remix)

原曲はアメリカのジャズシンガー、Gregory Porter(グレゴリー・ポーター)の曲で、この曲自体は2013年のものですが、それをフランスのヒップホップDJ4人集「C2C」関連から「20syl」によるリミックス。オリジナル曲もソウルジャズな感じでめちゃかっこいいですが、このリミックスはちょっと浮遊感漂うなR&B、ヒップホップな感じでいいですね。音色もC2Cっぽさが出てて彼らのファンであれば大好物でしょう。曲のキモになってるハープのような「キラーン」って音が気持ちいいです。

Lily Allen – Air Balloon

イギリスのシンガー、Lily Allen (リリー・アレン)の1回聞いたら覚えちゃうようなキャッチーな1曲。なんだかこの妙なスカスカな感じがいいです。「ハッ!」っていうの中毒性ありですよね。ちなみに彼女は毒舌で有名ですが、面白いエピソードとして、同じイギリスの毒舌ミュージシャンと言えば、ご存知Oasisのノエル・ギャラガー。実は彼女が小さい頃に、よくノエルの家に遊びに行ってたそうで彼女がブレイクした際にノエルはインタビューで「彼女はいい子だよ」と褒めてたそうですね。同じ毒舌家同士ってわけで気も合うんですかねえ。

The Pretty Reckless – Heaven Knows

アメリカのオルタナ系ロックバンドThe Pretty Reckless(プリティ・レックレス)のまさにオルタナな1曲。キルビルのテーマとQueenの「We Will Rock You」を混ぜたようなイントロから始まる、スローでラウドなサウンドがかっこいい。ボーカルのテイラーは女優・モデルとしても活躍してて、ドラマ「ゴシップガール」のジェニー・ハンフリー役でも有名。そのブレイク後にThe Pretty Recklessを結成したそうですが、ミュージシャンとしてもブレイクと、多方面に才能を発揮してますね。

Kasabian – bumblebeee

いまやイギリスを代表するバンドのひとつKasabian(カサビアン)。2014年はシングル「eez-eh」がヒットしましたが、この「bumblebeee」はどっちかというとUS寄りなハードなサウンドでかっこいい1曲です。ちなみに「Bumblebeee(バンブルビー、正しくはbumblebee)」とはマルハナバチという蜂の事だそうです。

Taylor Swift – Shake It Off

2014年はもうイヤっ!っていうほどかかりまくってた超ヒットソング、Taylor Swift(テイラー・スフィフト)の「Shake It Off」。もともとはカントリーミュージックが彼女のルーツになっていますが、この曲というか、アルバムを通してもカントリーを完全に封印したかのような多様なエッセンスを取り入れていますね。この曲もとってもキャッチーで中毒性高ぇっす。

Pharrell Williams – Happy

2014年で世界で一番ヒットした曲「Happy」。ファレルはず〜っと人気ありましたが、ここ最近はDaft PunkのGet Luckyの大ヒットもあったりと人気がさらに上がってトンデモナイことになってますよね〜。でもやっぱりこの曲はシンプルなんだけど、ずーっと聞いていられるような心地よさがありますよね。この心地よさを個人的に考えてみたんですが、このテンポがいいんじゃないかと。この曲はBPMでいうとだいたい80ぐらいだと思いますが、80ということは倍のテンポでリズムをとるとBPM160にもなる訳で、テンポの取り方に2種類あるので、早いリズムで捉えるとノリのいい感じが出るし、遅いリズムで捉えると丁度いいノリ加減が出ると。そんな所からこの曲が心地いいと、感じるんじゃないかな〜、と思ってます。

Pomplamoose – Pharrell Mashup (Happy Get Lucky)

こちらも同じ「Happy」なんですが、アメリカのインディーズ夫婦バンドPomplamoose(パンプルムース)によるカバー・マッシュアップ曲。オリジナルとはまた違った、優しい女性ボーカルが心地いいです。アレンジもベースの入れ方とかにこだわりを感じて、メリハリが効いたものになっててノリいいですよね。こうやって聞くと、やっぱり原曲の良さを再認識しますね。

 
ほんとはまだ、紹介しきれてない名曲もいっぱいあるんですが、長くなるのでここら辺にて。
 

DJmixもあります。

今回取り上げた曲を繋げたDJ mixも作ってみました。移動中などちょっとした空き時間にでも是非!

 

Q mix #7 – Back To The 2014 Edition by Quael on Mixcloud

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