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キャッチーでポップなダンスミュージックでオススメな洋楽アルバム、Zak Waters(ザック・ウォータース)のファーストアルバム「Lip Service」。

こちらはシングル曲「Runnin Around」という曲ですが、イントロを聴いてビッときたならもうこのアルバムはかなりツボじゃないでしょうか?この1曲にZak Watersの魅力がかなり詰め込まれた楽曲、といっても過言ではないかも。めちゃくちゃキッラキラなサウンドに思わず口ずさみたくなるようなキレイなメロディ。またヴォーカルの感じもソウルフルでありつつも、聞きやすい声と、かなりポップス度高し。

そんなポップ野郎、Zak WatersはLA出身のシンガー・プロデューサー。自身で曲も作って歌っちゃうっていうタイプの万能選手ですね。このアルバムの特徴はやっぱり、かなりキャッチーなポップソングでありながらも、イマドキっぽさも十分に取り入れたダンスミュージックですよね。アコースティックな楽器とシンセサイザー等のデジタル音源を丁寧に組みあせて、暖かみがあるけど現代的な、機械的であるけど有機的な、そんな感じの「ちょうど良い」イマドキ感を感じさせます。ポップ・ダンスミュージックが主体となってますが、その上にエレクトロやソウル、ファンクなどのエッセンスを加えてアルバムを通しても名曲揃いでバリエーションに富んだ楽曲が魅力。

こちらはアルバム収録の「$500」という曲ですが、カッティングギターを軸に小気味よいリズムが全体を構成しつつも、それに彩りを加えるシンセサウンド、それにソウルな感じのヴォーカルがとても心地よい楽曲です。

アルバムより「Over You」。エレピのイントロから始まるしっとりとした雰囲気に、サビからのエレクトロなキラキラなシンセサウンドがアガる。サビ前のシンセサイザーがポールマッカートニーの「Wonderful Christmas Time」ぽくてなんだか心地いい。

かと思ったら、こんなさわやかなアコースティックギターが軽快に響く「Sleeping In My T-Shirt」なんていうポップソングも。この曲なんかはJason Mrazを思わせるようなハッピーで力の抜けた感じがいいですね。

こちらはZak Watersが注目されるきっかけになった、フランスのエレクトロ系プロデューサーMadeonとのコラボ曲「The City」。アルバムにはこれのアコースティック版が収録されているんですが、Madeon版と180°真逆な、このギター弾き語り版がまたいいんですよね。この曲はトラックをMadeonが、メロディはZak Watersが制作したそうですが、どちらもポップセンスがずば抜けてるこのコラボ。いきなしの名曲誕生でしたね。

この他にも、ソウルの名曲、Curtis Mayfield の「Move On Up」(カニエウエストのTouch The Skyの元ネタでも使ってましたね)のカバーバージョンが収録されていたりと、内容盛りだくさん。

筆者自身もここ1年くらいでかなり聞いてるアルバムのひとつです。その他の収録曲は下記より視聴できますよ。

 

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