LINEで送る
Pocket

何故か一人だけスローモーションの世界で生きている男を描いた不思議なショートムービー。

主人公のレオナルドだけが時間軸が進むのが極端に遅く、まわりの現実世界は通常のスピード。だから、レオナルドは仕事はもちろん、外を歩いたり人とコミュニケーションをとるのも全て極端に遅い。

20150429-1

一生懸命走っても、犬を散歩している他に人にあっという間に抜かれちゃったりします。

20150429-2

レオナルドが触れているものは全てスローモーションになってしまうので、オフィスでコーヒーを入れてもなかなかコーヒーが注げずにちょっと鼻で笑われたりも。

20150429-3

そんな中、たまたまテレビで見かけた協力な栄養ドリンクのCMを見て、それを大量に飲んで自分も普通の人のように通常のスピードで生活できるようにするのですが…。

 

映画やミュージックビデオなどでは定番の映像効果の手法である、「スローモーション」をストーリーに取り入れたユニークな作品。一人だけスローモーションなので画面内の動きの対比が見てて不思議な感覚を引き起こし、視覚効果としても面白いですね。

そういう視覚効果の面白さの中に、「現実社会のスピードの速さ」についていけない主人公の存在。彼は自分にあった世界を見つけるために努力するわけですが、こういったテーマを映像でうまく、ユーモラスに描いています。

LINEで送る
Pocket