Project Description
スマホケース商品概要
人の思い出のエピソードを基にデザインされたiPhoneケース「MIRROR」の手帳型バージョン「MIRROR / Diary」。
デザインはそのままに、ハードケースとはひと味違うヌメ革風の手帳型ケースに仕上げました。
ストーリー・デザイン概要
二人の子供と妻の四人で暮らす会社員の「私」は、会社から転勤の辞令を受ける。家族のことを考えると引越しは難しい状況。そのことを会社にかけあうも意見は全く通らず。そして「私」は退職を決意し、新しい職を探すも全く見つからない。そんな状況は数ヶ月続き、徐々に家族の不安も膨らみ始めた時、「私」は一世一代のある、勝負に出る。
「GAME = 試合・勝負」に挑む気持ちを、グラフィカルな迷彩パターンで表したデザイン。
迷彩服は元来、戦闘服であり、その色彩は男の負けられない戦いを想起させる。
スマートフォンという、現代社会人にとっての一つの「武器」とも言えるこのツールを纏う、戦闘服。
そんなイメージでデザインした。
Story
GAME
私は43歳の会社員です。結婚をして18年になる家内と高校生、小学生の子どもの4人家族。大学を卒業してから20年、全国に支店のある物流会社の営業担当として働いてきました。
数年単位で転勤があり、その度に家内は引越し作業、子どもたちは転校を繰り返してきましたが、子どもたちも年頃となり学校の関係でこれ以上の引越しは難しい状況となりました。
そんな事情を知ってか知らずか・・・
またまた転勤の辞令が発令されました。私は上司にかけあうも「事情は分かるが世の中には同じ状況の人がごまんといる」の一点張りで、全く掛け合ってもらえません。こちらの事情だけを押し通す気持ちなどさらさらありませんでしたが、余りの取り付く島のなさに腹が立つところか、悲しくなってしまい…後先考えずに退職願を提出していました。
世の中はこの不景気。転職先を探しても年頃の子どもをもつ家族4人が、余裕をもって暮らしていけるような賃金を提示する企業などありません。しかもこの年齢です。希望する賃金ラインを下げ、あらゆる企業の面接に行きましたが、ことごとく不合格。全く畑違いの企業にも応募しましたが、この年齢で未経験者など雇うはずもなく結果は惨敗続きでした。
退社してから4カ月が経過し、いよいよ生活に暗い影が忍び寄ってきた頃。このままでは貯金を食いつぶして借金生活に陥る…そう考えた私は勝負をかけました。
「仕事がないなら自分自身で作るしかない」。
私は今までの物流会社での経験と人脈を駆使して、軽トラック1台で個人配送業を始めました。
軽トラックやパソコン、ファクシミリなどの事業に必要なものの購入に退職金の殆どを充ててしまい…完全な背水の陣。家内からは離婚すると言われ、子どもたちからも不安や不満の声が上がる中、全ての責任を自分一人の肩に背負い、私の勝負が始まりました。
未だ、この勝負が勝ちとなるのか負けるのか、全く予想もつかず、また予想をつける時間的にも気持ち的にも余裕がなく、かつて下請けとして使っていた運送会社を訪れ、頭を下げて仕事を回してもらえるようお願い行脚をしている日々。
「勝つことは難しくても負けない事は簡単。負けと認めなければいい。」
過去に読んだ小説の一文を心の中で読み返しながら、私の勝負は続きます。
Author by hacchan
Spec
- iPhone5/5s/SE/6/6s
- 素材:PUレザー
- 製造国:日本
- ・ケースを折り畳んでスタンドとして使用可能
- ・カードなどを入れられるスリット入り
- ・ストラップホール付き
- ・ストラップはマグネット留め
■日本郵便クリックポスト(※ポストにお届け)
- 通常料金、全国一律¥164
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