梅雨時の革バッグ、カビ対策
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梅雨時になると革製品にとってはツライ時期ですね。なにせ革製品は水に弱いので、濡れたまま長期間放置したらカビが生えた…なんてことも。
そんな事にならないよう、梅雨時期の革製品の保管方法についてちょっとまとめてみました。
革は水に弱い
濡れたまま放置するとカビや型くずれ、シミの原因になりますので、まずは乾いた布等で水分を拭き取ります。そして風通しの良い所で日陰干しします。その際に中に紙等を丸めて入れておくと型くずれも防げます。乾いた後は水分や油分が少なくなりすぎているので、革用クリームなどを塗ると良いです。
ちなみに濡れたからといって、ドライヤーや天日干しにすると革が堅くなって戻らなくなるので注意です。
長期間保管する場合は湿気に注意
押し入れやクローゼットなどに保管する場合は、とにかくこの時期、湿気に注意です。
まずは保管する前に乾いた布等で汚れを落としましょう。汚れがあるとカビが生えやすくなるので、なるべくキレイな状態にしてあげることが良いです。
出来れば不織布に入れてあげるとホコリを防げて、風通しも良いのでオススメです。
密封したほうが良いのでは?なんてこともありそうですが、基本的に風通りが良い方が保管するには向いているので、ビニールや衣装ケースに入れるよりかは風通しの良い場所に保管するのがベストです。
また中に丸めた紙を入れておけば型くずれも防ぎやすいです。その際、色の薄い革の場合は、新聞紙などを使うとインク成分が移る可能性もあるのでできれば無色の紙がオススメです。
そして押し入れや衣装ケースの中に湿気取りシート等を敷いておきましょう。風通しの悪い場所ならば、すのこを敷いて風の通り道を作ってあげることも大切です。
ちなみに湿度計があると結構便利ですよ。カビが生える湿度は一般的に湿度70%以上と言われています。また乾燥しすぎると(湿度40%以下)、革はヒビ割れなども起こしてしまうという、なかなかワガママなモノなので、湿度50〜60%あたりだと丁度いい環境となります。
ちなみにクアエルの倉庫では湿度管理もこの時期細心の注意を払ってますが、上記のやりかたで湿度50〜60%ぐらいに保ててますよ。
まだまだ梅雨は始まったばかりですね。夏がちょっと待ち遠しいです。
Posted by QUAEL bags クリエイティブディレクター 渡辺
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