QUAELの実験的プロジェクト「nor」のプロモーションビデオが公開です。
「project [nor] 」と名付けた今回のプロジェクト。QUAEL(クアエル)のブランドコンセプトである「すでにあるモノにアイデアやスパイスを『加え』て、他とはちょっと違うモノに『変え』る。」に沿った、実験的なコンセプトモデルという位置づけで公開しました。
今回のプロダクトのテーマは「性別を超えてシェアできる服」。袖や身頃などに配した計10本ものジッパーで服のシルエットやサイズが変えられ、一着でシャツにもワンピースにもなる遊び心あるユニセックスなアパレルが出来ました。
広告にも、一工夫を。
QUAELには広告クリエイティブに対する強いこだわりがあります。今回のプロジェクトの裏のテーマは「エンターテイメントのある広告」。
かつては高額なコストがかかり一部の企業等だけがメディアを利用した広告を掲載出来たのに対し、現在はインターネットやスマートフォンの普及により、安価で数多くの人に向けて広告出稿できる時代になりました。その反面でweb上にはありとあらゆる広告が溢れ、費用対効果を重視しすぎたダイレクトレスポンシブ型の、クリエイティブ性の低いweb広告も多く見るような気がします。自分も一ユーザーとしてwebに接して、「広告はノイズ」と思うことがあります。
そんな考えから「広告らしからぬ広告」で、少しでも誰かを楽しませる広告は出来ないか、という観点で浮かんだのが「ネットショップが自前でミュージックビデオを作ったら面白いかも」というアイデアでした。
動画広告の中でもなぜミュージックビデオにしようと思ったのかは、「何度も見たくなるビデオ」にしたかった、ということからです。動画広告にも面白いものや見てびっくりするものなど素晴らしいビデオもたくさんありますが、個人的にはMVほど繰り返し見るものはないと思ったから。動画は一回見たらまた見ようと思うのは少ない気がするけど、好きな音楽だったら繰り返しまた聴きたくなる。「音楽」の持つ力を広告に借りようと。
広告として通常まずありえない、こんなバカバカしい企画をいい大人が真面目に作ったら、それはそれで面白い。
「project [nor] 」は広告表現においても実験的なアプローチをしたプロジェクトでもあります。
◾️Credit
Costume Designer : AKANE MAEKAWA
Dancer and Choreographer : aokid and MAIKO TOMARI
Vocal and Make-Up : Betty
Director, Producer, Editor, Colorist, Cinematographer, Lyrics, Music, Arrangement : YOJI WATANABE [QUAEL]