空の旅のどこが良いかといえば、雲を抜ければ、いつでも晴れていることである。
地上はどんより曇っていても、雲の上には雲がない。
ふと目線を窓外にやれば、見事なブルーのグラデーション。
それをぼんやりと眺める。
「ぼんやり」という、小さな非日常。